うちゅうリブ

メンズリブ的なアプローチで、さまざまな話題を語り合う「うちゅうリブ」の公式ブログです!

うちゅうリブのご案内

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うちゅうリブとは

ツイキャスでのちょっとしたやりとりをきっかけにして誕生した、男性ジェンダーへの関心をベースとして、様々な話題を語り合う会です。

共同主催者

会の形式

月に1回、月末の土曜日を中心に開催します。共同主催者が交代で会のテーマを設定し、参加者の方々に簡単に自己紹介していただいた後に、テーマについて自由に語り合うフリートーク形式の会です。

男性ジェンダーへの関心をバックグラウンドとしていますが、参加者の性別は一切問いません。どなたでも参加いただけます。

参加のルール

うちゅうリブでは、安心して参加できる対話コミュニティの実現のため、いくつかのルールを定めています。上の記事をご参照ください。

主な活動場所

2020年からはSkypeでのオンライン開催を中心に活動しています。それ以前は大久保地域センター(東京都新宿区)で活動していました。

Twitterコミュニティ

うちゅうリブのTwitterコミュニティを運用しています。うちゅうリブ参加者の気軽な交流の場としたいので、興味のある方はぜひご参加ください。

主催者からの挨拶

うちゅうじん

いまの世の中、さまざまな挫折を味わい、解決できない悩みを持ち、不安を抱えながら、「男」として生きている人が多いのではないでしょうか。
これらの違和感を、職場や学校、仲間内の集まりでざっくばらんに打ち明けられる場所はありますか?きっと、多くの人が「ない」のではないかと思います。

なので、「うちゅうリブ」は、参加者同士で、各々が抱える生きていく上での違和感を語りあえる場所を目指しています。

皆さんが語ることに対し、否定も肯定もせず、具体的な解決策も出せませんが、皆さんが語るという行為を選んだことに対し、茶化したり、嘲笑することはいたしません。

ただ、聴きながら、一緒にさまよい続けていきたいと思います。

はじめまして。たまきと申します。

私はTwitterブログで2015年からジェンダー関連の話題を発信しています。元々ジェンダーについて考えるのが好きなだけのオタクのようなところがあったのですが、この度ちょっとしたきっかけで、実践的な会を主催する機会をいただきました。

元々日本のメンズリブ(男性解放運動)は1978年発足の「男の子育てを考える会」を起点とし、1990年代にはそれなりの隆盛を見ましたが、現代では当時の団体の多くが活動を休止し、退潮傾向にあります。

当時のメンズリブへの批判として、「ウーマンリブ」と対をなす「メンズリブ」は男女二元論(この世界のセクシュアリティは「男」と「女」の2つに分けられるという考え方。多様なセクシュアリティが認識されている現代では批判される)的ではないか、という問題があります。

分かりやすさを重視して「メンズリブ」という言葉を使っていますが、うちゅうリブは、この男女二元論的な規範のプレッシャーを極力感じさせない場にしたいと思っています。このような考えから、「メンズリブ」と言うと、一般的には参加者を「男性」に限定するイメージがあるかと思いますが、うちゅうリブでは、参加者の性別を問うようなことは一切していません。どなたでも参加いただけます。

興味を持たれた方はぜひお声かけください。会場でお話しできるのを楽しみにしています!

久真八志

2019年2月から共同主催者に追加で入ることになりました久真八志くまやつしです。

私にとって興味の対象は男性である自分自身でした。なぜ自分には性欲があるのか、なぜその性欲は倫理的に好ましくないものなのか。悩んでいるときにフェミニズムに出会いました。
フェミニズムの知見は多くのヒントを与えてくれたけれど、やはり男性について語るものではありません。
男性である自分自身について知りたいなら、男性である自分を、自分が語っていこうとしなければならないと思うようになりました。
そんなときに出会ったのがうちゅうリブでし た。

うちゅうリブは「男性ジェンダーについて話したい」「男性であることにまつわる話しづらいことを話したい」を叶えてくれる場であり、同時に、集まってくる他の方々と意見交換によって新たなヒントを得られる場でもあります。
そのような場を今後も維持できるように努めたいと思います。

はじめまして、顔(かお)と申します(※2023/11/23にハンドルネームを「家来」から「顔」に変更しました)。
2019年12月からうちゅうリブの共同主催者に加わりました。

男性学のパイオニアである伊藤公雄さんは、著書『男性学入門』のなかで、フェミニズムを支持しつつもご自身が「フェミニスト」を名乗らない理由を

「男たちの味方でいたい」
「「ジェンダーの拘束から自由になる」という課題に、男性という、これまでの自分の生活に、より近い視点から迫ってみようと思っている」

と書いています。

この伊藤さんのスタンスに共感します。
僕も、まずは自分自身が属する性別である男性の味方でいたいと考えています。
自分自身を起点として考えること、身も蓋もなく言えば「利己的であること」をモットーとしながら、性というテーマについて考えていきたいと思っています。

誰よりも自分自身が楽しむために、うちゅうリブを運営していきたいと思います。よろしくお願いします。

「うちゅうリブ」アイコンのご紹介

第1回「うちゅうリブ」参加者の雨音@amnsmtさんに描いていただいた公式アイコンです。

「さまようUFO」をイメージしています。「男らしさの呪縛から解放された先に何があるか分からない」という趣旨の意見が第1回うちゅうリブで多く出たことから、このようなイメージを構想しました。UFOの蛇行した軌跡は多様性を表すカラーリングで彩られ、キラキラした星は会で得られた気づきや成果を示唆します。UFOの行き先はまだ誰も知りません。

活動履歴

第1回「うちゅうリブ」実施報告 —友達にも、家族にも、なかなか言えないしんどさ—

田中俊之先生の本をkindleで買って、途中まで読んだことが自慢の、なんちゃってメンズリブイベント「うちゅうリブ」共同主催者のうちゅうじんです。第1回うちゅうリブのイベントが無事終了しましたので報告させていただきます。

第1回「うちゅうリブ」
テーマ:「友達にも、家族にも、なかなか言えないしんどさ
2018年3月24日(土) 17:30~19:30
会場:大久保地域センター(東京都新宿区)
参加者:14名

参加者は20代~40代、独身、子育て中、既婚者、離婚歴ありの方まで非常に幅広い構成となりました。

第1回目ということもあり、おおざっぱなテーマ設定をさせていただきましたが、限られた時間のなか、状態としての非モテ、家庭内でのパートナーとの役割分担、学校や職場での趣味や所作の押しつけ、ファッションの幅の狭さ(発展して異性装やメイクへの興味)、男体への違和感、さまざまな問題提起がされました。参加者が持ち寄ったテーマをそれぞれ個別に深く掘り下げていく必要があるのでは、という意見もありました。また、ちまたのメンズリブ話でよく出てくる「男から降りる」先が全く見えていない現状、「生きていく」ということそのものが「男らしさ」になってしまっているのではないかという指摘もありました。

このように、主催者ながら私個人として持ち帰ってじっくり考えてみるべき話が多く、会として非常に有意義なものとなったと思います。

男性として生きるということにおいて、社会が設定したテンプレート(それは、男らしさとか、甲斐性とか、そういう言葉があてはまります)から「逸脱していることを真剣に表明する」ことそのものが「逸脱」であるという圧力が働いているのではないでしょうか。

ゆえに、参加者が「逸脱した部分、違和感のある部分」を真剣に語り、それに耳を傾けるうちゅうリブのようなイベントが成功してしまった、ともいえます。
本来、職場や学校、週末のプライベートイベントで、肩書きや表に見える要素を抜きに、個々人が自分を自由に表現し、お互いがそれを受け入れるべきであるかもしれないのに、それがまったくできていない、といえるかもしれません。

しかし、社会を変えていくことはそうそうたやすいものではありません。だからこそ、うちゅうリブのような場所を、これからも作り続けていかなければならない、と痛感した次第です。

最後に、共同主催者の環さんはじめ、第1回うちゅうリブをともに作ってくださった参加者の皆様には、この場をお借りして心から感謝を申し上げます。

ありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。

第1回「うちゅうリブ」告知 —友達にも、家族にも、なかなか言えないしんどさ—

先日、とあるtwitterの相互フォロワーさんのツイキャスで、「宝くじ10億円当たったら何をしたい?」という話題になったので、「10億円当たったら俺様メンズリブ団体設立して代表者におさまるわー」と言ってみました。

すると、ツイキャスを聞いていた同じく相互フォロワーさんの環さん(@fuyu77)から「楽しそうだからやってみましょうよ!」とメンションが来て、他のアカウントさんもツイキャスそっちのけでやろうやろうといっているので、メンズリブの方向に発展するかわかりませんが、「語り場」を作ってみることにしました。10億円ください。

なお、私のメンズリブの知識レベルは、会場を抑えてから、kindleで田中俊之先生の新書を買ってこれから読むくらいのものです。皆様も軽い気持ちで顔を出して、好き勝手話してみてはいかがですか?

【ぼくのかんがえたさいきょうのメンズリブらしきもの「うちゅうじん(仮)」】
●第1回テーマ:「友達にも、家族にも、なかなか言えないしんどさ」

共同主催:うちゅうじん(@jimmynicol88888)、環(@fuyu77
日時:2018年3月24日(土) 17:30~19:30
   (途中参加、途中退出しても問題ありません)
会場:大久保地域センター3階会議室B
   東京都新宿区大久保2-12-7
   (メトロ副都心線東新宿駅」エレベーター口から徒歩3分)
   団体名「うちゅうじん」で予約しております。
定員:10名(先着順、人数超過の際は枠の拡大も検討)
参加条件:原則として男性(既婚未婚問わず)
    ※原則はあくまで「原則」で、趣旨をご理解いただければ
     性別その他の例外の方も大歓迎です!

費用:無料
持ち物:筆記用具とノートは持ってきた方がよいでしょう。
内容:上記テーマに沿って、時間の許すかぎり語りましょう。
参加表明方法:主催者の環orうちゅうじんのアカウントに、メンションを飛ばすかDMを送るかしてください。

☆留意事項:イベントの内容につきましては、個人が特定できないかたちなら発表していただいても差し支えありません。
ただし、発言者が、発言前に「外部発表は控えてほしい」といった内容につきましては、個人が特定できないかたちでも外部発表を控えていただければと存じます。なお、録音・写真撮影はお控えください。

【共同主催者として、「語り場」を作ることについて】
いまの世の中、さまざまな挫折を味わい、解決できない悩みを持ち、不安を抱えながら生きている人が多いのではないでしょうか。
しかし、その悩みや不安を、職場や学校、仲間内の集まりでざっくばらんに打ち明けることはそう簡単なことではありません。
酒の肴にされるならまだマシで、せっかく作り上げた人間関係が崩れてしまうかもしれない。
そういう、なかなか表に出せない「しんどさ」を出して見る場所を一緒に作ってみませんか?

私は、皆さんが語ることに対し、「否定も肯定もいたしません。」
よほど急を要する内容でない限り、「具体的なアドバイスもいたしません。」
そして、この集まりで「参加者全員が共通の目標を持つことを全く目指していません。」
皆さんは皆さんで、参加者の語ることから、自分の設定した目標をあらためて見出し、自分の抱える課題を解決するヒントを探してみてください。

そして、会が終わったら、それぞれの日常の持ち場に戻りましょう。
Tehna um bom dia!