うちゅうリブ

メンズリブ的なアプローチで、さまざまな話題を語り合う「うちゅうリブ」の公式ブログです!

第31回「うちゅうリブ」実施報告 ―「男の美学」的なものへのこだわり、ありますか?―

こんにちは、環@fuyu77です。

第31回「うちゅうリブ」の実施内容を報告します。

第31回「うちゅうリブ」開催内容

日時

2021/05/01(土)20:00〜22:10(その後、希望者のみ残って雑談する二次会を実施)

参加人数

16名

まとめ

当初テーマ趣旨として想定していた能動的な「男の美学」へのこだわりについては以下のような話題が出ました。

  • ジャニーズが好きで、キムタクのような「多くを語らず、やや「圧」が強い」コミュニケーションに憧れていた
    • 現実生活では必ずしもキムタク的なコミュニケーションがハマる訳ではないが、塾講師をしていた際には生徒との関わりで上手く機能した
  • 格闘漫画のような、危険に果敢に挑むあり方に憧れていた
    • 現実生活では子供時代に一度喧嘩して負けた経験があるのみで特に闘争を志向している訳ではなく、自分にないものとして憧れているのかも

一方で、能動的な「男の美学」へのこだわりについてはあまり話が盛り上がらなかった感触があり、その原因としては

  • 能動的な「男の美学」へのこだわりを持っている参加者の比率が小さかった
  • 個人的なこだわりについての語りになるため、聞き手の参加者を含めて共感的に話題が盛り上がる展開になりづらかった

上のような事情があったと見ています。能動的な「男の美学」へのこだわりの話題は前半で早々に終了し、その後は「受動的に「男の美学」的なものを持たされていることの生きづらさ」について話しました。

具体的には、男性が生きづらさや弱さについて相談すると周囲からネガティブに扱われてしまい、困難な状況について誰にも話せないという問題です。

ネガティブに扱われるというのを具体的に言うと

  • 男性が弱さを見せるといじめられたり、舐められたりと不当な扱いを受ける
  • 生活のストレスについて男同士のコミュニティで相談した際に、不本意に笑い話に転嫁され、真っ当に取り合われなかった

というような話題が出ました。また私のルームでは男性と女性が複数参加していた*1のですが、男性のほぼ全員が確かに自分の人生を振り返ってみても学校や職場等の人間関係において「弱さ」を相談できる機会が非常に少なかったと話し、女性の参加者が男性はそんなに話しづらいのかと驚くというシーンがありました。

この問題に対して、

  • 職場等のコミュニティだと競争関係が意識されるので話しづらそう。少し距離のある人間関係だと逆に弱さを出しやすい
  • カウンセラーを利用する方法もある
    • 料金が高く、収入がないと利用できない。カウンセラーは「傾聴」を基本とするため、友人に相談するのとは性質が異なる。等の課題もある

というような話題が出ましたが、なかなか根深く難しい問題だと感じました。個人的に引き続き考えたいテーマでもあります。

また、今回は私とうちゅうじんさんの2ルームに分かれて行ったのですが、うちゅうじんさん側では、「男の美学」と言うよりはより一般的に「こだわり」や「美学」についての語り合いで盛り上がったようです。

*1:厳密に言うと、自身を「男性」「女性」と規定して話した方がそれぞれ複数いた。