こんにちは、久真八志です。
第39回「うちゅうリブ」の開催内容を告知します。
第39回「うちゅうリブ」開催内容
テーマ
「恥ずかしさとの向き合い方」
日時
2022/03/25(金)20:30〜22:30(途中参加、退出可)
※通常より30分遅いスタートとなりますのでご注意ください。
会費
無料
定員
8名(主催含む)
参加申し込み
Twitterで共同主催者の環@fuyu77、うちゅうじん@jimmynicol88888、久真八志@okirakunakuma、家来@kerai14の誰かにご連絡ください。
Twitterアカウントをお持ちでない方は、メールアドレスuchulib@gmail.comまでご連絡ください。
参加方法
ビデオ会議ツールSkypeでのオンライン開催です。参加希望者には前日に当日のビデオ会議参加用のURLを共有します。
スマートフォンの場合
事前にSkypeアプリをインストールし、アカウントを作成しておいてください。
PCの場合
Skypeのアカウントで参加、もしくはゲストユーザーとしてアカウントなしで参加できます。
参加ルール
うちゅうリブでは、安心して参加できる対話コミュニティの実現のため、いくつかのルールを定めています。上の記事をご参照ください。
テーマ設定の背景
今回は「恥」の感情と、それへの向き合い方をテーマに話し合います。
最近「男が暴力をふるうのはなぜか」という本を興味深く読みました。
著者はアメリカの精神科医で、特に暴力犯罪者(殺人や傷害)を対象とした研究を行っています。暴力犯罪者ということは、その大半が男性です。
著者の主張をまとめると「犯罪者の男性にとって、暴力を引き起こす原因は恥の感情である」となります。詳細な説明は本書を読んでいただくとして、著者がこのような考えに至る切っ掛けは、彼ら(犯罪を犯した男性)が被害者に対して「あいつが俺を馬鹿にした」という言い方で正当化を図ることがあまりに多かったためだそうです。
貧困、失業、階層などが暴力と関連することは知られていますが、その深くには自分を誇りに思えない、つまり恥じる感情があり、何かの際にその感情が刺激されると他人からの承認の代替品として他人に恐怖を与えるために暴力を行使する…と、雑な要約ですが。
ここで男性が直接的な暴力を選びがちな要因の一つに、「男らしさ」としての暴力があるといいます。だからこそ男性が暴力の対象に選ぶのは男性が多いのではないか、とも(アメリカでも日本でも直接的な暴力被害者の割合は男性が多い)
一方で日本のように比較的暴力犯罪の少ない国の場合、自殺という形での自身への暴力が多くなることも著者は指摘しています。この部分を読んで、私は「生き恥をさらす」ことに耐えられず「自決」という言葉で名誉を守る民族性をふと思い出しました。
本の紹介が長くなりました。紹介した本は「直接的な暴力」をテーマにしたものですが、私が興味を持ったのは「恥の感情」です。
誰しも恥ずかしさを感じたことはあると思います。あのいたたまれない感情は、どこかへ消え去ってしまいたい、あるいは八つ当たりのように全てを壊してしまいたいといった気持ちを誘発します。
「面子」という言葉があります。私の知り合いの女性(既婚者)は、母親から「夫の面子をつぶさないよう」に注意を受けたことがあるそうです。現代でも男性は面子をどこかで気にするものなのでしょうか?
私も人生を振り返れば、自分でも気づいている範囲と、気づかない範囲で「恥ずかしさ」を回避するための立ち居振る舞いをしています。例えば誰かと話すときは、「相手に馬鹿にされないか」を考えつつ、自分の個人情報や意見を明かすか否か判断しています。よく男性学では「弱さを認める」ことが重要だと議論されますが、男性がそれをしにくいのはまず己の弱さを認め、あるいは他人に話す「恥ずかしさ」が感情的な障害になっているかもしれない……と思いました。
そこで今回は「恥ずかしさ」の感情ーふと沸いてきて自罰的な気分になったり、他人から投げかけられる侮辱によって感じたりーを軸に、それとどう向き合うかを皆さんで話し合ってみたいと思います。