うちゅうリブ

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第1回「うちゅうリブ」実施報告 —友達にも、家族にも、なかなか言えないしんどさ—

田中俊之先生の本をkindleで買って、途中まで読んだことが自慢の、なんちゃってメンズリブイベント「うちゅうリブ」共同主催者のうちゅうじんです。第1回うちゅうリブのイベントが無事終了しましたので報告させていただきます。

第1回「うちゅうリブ」
テーマ:「友達にも、家族にも、なかなか言えないしんどさ
2018年3月24日(土) 17:30~19:30
会場:大久保地域センター(東京都新宿区)
参加者:14名

参加者は20代~40代、独身、子育て中、既婚者、離婚歴ありの方まで非常に幅広い構成となりました。

第1回目ということもあり、おおざっぱなテーマ設定をさせていただきましたが、限られた時間のなか、状態としての非モテ、家庭内でのパートナーとの役割分担、学校や職場での趣味や所作の押しつけ、ファッションの幅の狭さ(発展して異性装やメイクへの興味)、男体への違和感、さまざまな問題提起がされました。参加者が持ち寄ったテーマをそれぞれ個別に深く掘り下げていく必要があるのでは、という意見もありました。また、ちまたのメンズリブ話でよく出てくる「男から降りる」先が全く見えていない現状、「生きていく」ということそのものが「男らしさ」になってしまっているのではないかという指摘もありました。

このように、主催者ながら私個人として持ち帰ってじっくり考えてみるべき話が多く、会として非常に有意義なものとなったと思います。

男性として生きるということにおいて、社会が設定したテンプレート(それは、男らしさとか、甲斐性とか、そういう言葉があてはまります)から「逸脱していることを真剣に表明する」ことそのものが「逸脱」であるという圧力が働いているのではないでしょうか。

ゆえに、参加者が「逸脱した部分、違和感のある部分」を真剣に語り、それに耳を傾けるうちゅうリブのようなイベントが成功してしまった、ともいえます。
本来、職場や学校、週末のプライベートイベントで、肩書きや表に見える要素を抜きに、個々人が自分を自由に表現し、お互いがそれを受け入れるべきであるかもしれないのに、それがまったくできていない、といえるかもしれません。

しかし、社会を変えていくことはそうそうたやすいものではありません。だからこそ、うちゅうリブのような場所を、これからも作り続けていかなければならない、と痛感した次第です。

最後に、共同主催者の環さんはじめ、第1回うちゅうリブをともに作ってくださった参加者の皆様には、この場をお借りして心から感謝を申し上げます。

ありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。