うちゅうリブ共同主催のうちゅうじんです。
第15回うちゅうリブ「ぼくらの非モテ研究会@うちゅうリブ」の実施報告になります。
まず、報告に先立ち、本企画のために遠方より東京にお越しいただいたうえ、ファシリテーターとして当日の進行を引き受けてくださったRe-Design For Men代表の西井開さん@kaikaidevに、心より御礼を申し上げます。
実施概要
テーマ:ぼくらの非モテ研究会@うちゅうリブ
日時:2019/09/22(日) 17:30〜19:30
場所:大久保地域センター3階会議室C
参加人数:16名
当日行ったこと
まず、参加者が、それぞれ「年齢」を横軸、「非モテ意識」を縦軸とした「非モテグラフ」を作成しました。たとえば、大学時代に恋人がいなくてつらい状態だったとき、縦軸の非モテ維持期がプラスに上昇し、恋人ができた等の理由で落ち着いたら非モテ意識が下がる、そういうアップダウンしたグラフとなります。また、グラフに非モテ意識が変動するきっかけとなる出来事があればそれをグラフに書き込みます。
そして、西井さんの進行で、作成したグラフを参加者が発表し(グラフはホワイトボードに書き込みます)、それに対する質疑応答を行いました。
当日は4人の非モテグラフの発表があり、最後に参加者が感想を述べ、終了しました。
感想
発表内容については、個人の生活にかかわるデリケートな部分もあり開示できないことをあらかじめご了承ください。そのうえで、「非モテグラフ」を作成したことでどういう感覚を得られたか、私の発表で開示できる部分を交えながらまとめてみました。
グラフ化することの効果
普段滅多にしない、「非モテ意識」を縦軸として自分の人生を振り返ることで、なぜあのとき非モテである自分を強く意識してしまったのか、また逆に非モテの自分に折り合いがつけられたのか、その原因を言語化することができます。
ただ単純にパートナーがいないから非モテでいることがつらい、というだけでなく、そのときの自身を取り巻く環境や人間関係の問題等がトリガーとなり、パートナーを強く求めることもある、というのを見出すことができました。
グラフを発表したあとで気づいたこと
最後の感想発表のとき、「グラフを作っている途中で、自分の中で封印していた歴史を思い出して書き直した」という話が参加者からありました。私のグラフも、家に帰ってから見返すと、封印・抹殺した歴史を隠蔽しており、発表することを前提とした体裁となっていたことに気づきました。
限られた時間の中、過去の自分のなかでも大きな出来事を掘り返したつもりだったのですが、大きな出来事があったにもかかわらず当日の「非モテグラフ」に載せていない部分もあったのです。
つまり、「非モテグラフ」の作成は、過去の自分の清算だけではなく、隠蔽していた自分の暗部を再びよみがえらせるための手続きでもあったのです。
最後に
この報告をまとめている私(うちゅうじん)の「非モテグラフ」は、思春期以降基本的に高止まりしているなかで、恋人ができたときに非モテ意識ががくんと下がる流れでしたが、ここ数年から現在にいたってはパートナーがいない状態でも、「女性とコミュニケーションを取れているから、別に非モテじゃなくね?」レベルまで落ち着いています。なぜそのようなグラフができたか、今後保管してある「非モテグラフ」を眺めながらより精緻な言語化を進めていきたいと思います。
おそらく、少なからぬ参加者も同様の感想を持ったのではないかとも思っています。